第11回若年者ものづくり競技大会

8月7日、8日に、若年者ものづくり競技大会に山口芸術短期大学の学生が参加するので引率として行ってきました。

若年者ものづくり競技大会は、中央職業能力開発協会主催により、21歳以下の若年者(グラフィックデザイン職種の場合)を対象にで行われる技能競技大会です。
若年者のものづくり技能に対する意識を高め、若年者を一人前の技能労働者に育成していくためには、技能習得の目標を付与するとともに、技能を競う場が必要です。
 このため、職業能力開発施設、工業高等学校等において、原則として、技能を習得中の企業等に就業していない20歳以下の若年者を対象に「若年者ものづくり競技大会」(以下「大会」という。)を開催し、これら若年者に目標を付与し、技能を向上させることにより若年者の就業促進を図り、併せて若年技能者の裾野の拡大を図ります。 
中央職業能力開発協会ウェブサイトより 
 今年は、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催され、グラフィックデザイン以外にも、ウェブデザインやロボットソフト組込み、メカトロニクスといったような職種の競技も同じ会場で行われました。

競技会場の様子
ウェブデザイン職種

メカトロニクス職種

グラフィックデザイン職種では、どのような競技が行われるかというと、5時間の競技時間内に、ロゴ、キャラクター、パンフレットのデザインを行います。ですが、前日の職種競技説明会の時に課題が発表されるので、実際は7日の夕方から競技開始になります。

今年の課題は、架空の団体( 国際サンゴ礁保全ネットワーク)のロゴ作成から、その団体のリーフレット(A5サイズ・二つ折り)、イベント用キャラクターの作成とバッジのデザインという内容でした。

デザインの良し悪しだけでなく、DTPワークとして技術的な評価と、プレゼンテーション能力も加わるので、20歳前後の学生にとっては、制作スピードとDTPの知識が必要だったり難しい部分も多い競技になります。

グラフィックデザイン職種競技の様子。全国から17人参加しました




沖縄に行くというと遊び半分みたいなことを言われますが、7日の夕方からホテルに缶詰めで深夜まで課題を進めていたので、ほとんど観光はできませんでした。

競技終了後、競技会場そばのトロピカルビーチでかき氷やアイスクリームを食べたことと、沖縄在住の卒業生に会えたぐらいでしょうか。


9日には入賞者発表があって、学生たちは頑張っていましたが、残念ながら入賞には至りませんでした。他の学生はよくプレゼンテーションなどの対策をしていたので、こちらの学生も早くから対策が必要ですね。